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サウンドディレクションの仕事
ゲーム中使用される全ての音の監修を行う仕事。
波形編集ソフトなどを使用し、自らサウンドデータを作成することも
あれば、外部スタッフやサウンドミュージシャンなどに発注し音を作
り上げていくことも。とにかくゲーム中の全ての音という音を制作・監修していく仕事です。
善人シボウデスでは…
今回もスーパースィープの細江慎治さんに音楽を作っていただきました。２作目ということで、まずはカンを取り戻してもらうために、前作の楽曲のアレンジから入っていただきました。
起床
入浴
通勤時間：携帯ゲーム
出社
前日夜に細江さんから上がって来た曲のチェック。脱出パートの曲はほとんど一発ＯＫだったが、イベント曲は色々と細かく調整をしていただくことが多かった…
（注文多くてすみません）
前日夜に上がって来たSEのチェック。
今作のＳＥはスーパースィープの江口孝宏さんに作っていただいています。
普段は作曲の仕事もされている江口さんにメロディアスなジングルＳＥなどを依頼すると本当にいい音色の音が上がってきます。
昼食（店名：小松庵│メニュー とろろ蕎麦 大盛）
Ｋのボイスにかけるエフェクトを試行錯誤。
あまりキツくかけると小野大輔さんのファンに怒られそうなのでほどほどに…。
シナリオを読む。
とにかく何度も読む。そして曲の当て方を考える。使いやすい曲に頼りすぎて選曲が偏らないように全体構成を見直しながら考える。
帰社
ゲーセン
夕食（店名：中本│メニュー 蒙古タンメン）
※夕食は基本的に家で食べます。
家でゴハン食べながらネットorゲームor深夜アニメ
就寝
Q. 今の仕事についた経緯を教えてください
まず15年ほど前、エニックスでデバッグのアルバイトをやっていました。その後、そこで知り合った人の紹介でマルチメディア制作会社に入社、家庭用ゲームのサウンド制作を3年ほどやっていましたが、会社がゲーム開発事業を撤退してしまい、未練を残しつつもやむなく当時流行りのWebデザイナーに転職しました。
それから数年後、当時一緒にゲーム開発していた友人からチュンがサウンド求人していることを聞き、ゲーム業界復帰を懸けて応募、現在に至ります。
Q. 子どもの頃になりたかった職業はありますか？
小さい頃からTVゲームやLSIゲームが大好きで、大きくなったらこういうのを作る人になりたいなーと漠然と思っていました。ただ当時は親がゲームに対してかなり否定的だったので、口には出さずに心の中でひっそりと思っていました。
本格的に考え始めたのは中学2年の時、近所の知人の家でPC88のイース2をプレイした時でした。あのオープニングBGMを聴いた時の衝撃ったらもう…。
それ以来、自分もゲームの音楽を作る人になってプレイヤーに衝撃と感動を与えたい…！という思いを持つようになりました。
Q. 制作していて、楽しかったところはどこですか？
やはり上がってきた音を聴く瞬間ですかねー。毎回超ドキドキワクワクします！
Q. 今のお仕事での失敗談はありますか？
うーん、失敗といいますか、「後悔」は結構ありますね…。
たとえば、納品が全部終ってからあらためてディレクターと通しプレイしてみた時「これやっぱりこういう曲のほうがいいんじゃ
ないか」って。もちろん、作った時は「これが一番だ」と思ってやっているんですけど。
こういう仕事って、ちゃんとした答えが無いものなので、考えれば考えるほど後悔っていくらでもできてしまうんですよね…。
Q.「善人シボウデス」での中村さんのこだわりポイントを教えてください。
おそらく世間的にはウルトラハイテンションなテクノでお馴染みの細江さんに、
今回もシリアス系路線の引き出しを色々と開けまくっていただきました。
細江さんのダークサイドを堪能できるのはきっと「善人シボウデス（＆9時間9人9の扉）」だけ！
仕事で音を聴くときはヘッドホンではなくイヤホン派です。
ヘッドホンよりも至近距離ではっきり音を聴きたいというのと、カナル型イヤホンは耳栓をしているような状態になり、外部の音がほとんど聞こえなくなるので、音質チェックにとても優れていると思っています。かすかなノイズも聞き逃しません。
（ただ、話しかけられたり内線がかかってきても気付かなくなりますが…）
以前はSHUREのE500PTHというイヤホンをずっと使っていましたが、2回ほどケーブル断線で壊れてしまったので、ケーブルを取り外して交換できるこのイヤホンに乗り換えました。遮音性が高く、音漏れもほとんどしないのでとても重宝しています。
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