美原京子
りん子「せーんせっ。気がついてました? 今、背に注がれていた熱い視線」 小須田「この男に熱い視線? ‥‥一体どこの誰だね?」 りん子「転校生の美原さんです」 転入初日から、どういうわけか京子はしきりにあなた(プレーヤー) を気にしているらしい。不思議に思って生徒たちに彼女のことを聞いてみると‥‥ 「あの子はね、この学校に好きな人がいたから転校してきたんだって。誰のことかまでは言わなかったけど‥」 好きな人? ── ってまさか!?
「あのぉ‥‥明日お暇でしたら‥‥お昼に遊園地にきてくれませんかっ? わ、私‥‥まだ友達もできてないし‥。先生にこのあたり案内してもらえたらなって‥‥。あのっ‥お暇だったらでかまいませんからっ!」そうこうするうち、帰宅前の京子からそんなお願いを受けたあなた(主人公) は、一緒に遊園地へ行くことになった。生徒と遊園地‥‥。戸惑いつつも翌朝、待ち合わせの遊園地へと向かう。
遊園地で色々とアトラクションを楽しんだ夕方。さあ帰ろうというころになって、京子はしずかに話始めた。彼女手には今日一日、ずっと持ち歩いていたバイオリンケースがあった。 「先生に私のバイオリン、聞いてほしいんです‥。あんまり時間は取らせません」 「先生のこと、母はずっと私に隠してました。今も‥‥先生がお金を送ってくれる事情を教えてくれません。でも‥‥これだけは確か。私が今ここにいられるのも‥‥バイオリンを弾けるのも、全部先生のおかげなんです」 「こうして‥‥やっと会えて‥‥。だから私、先生のこと‥‥‥愛してるんです!」 送金? 愛してる?? いったいなんのことだ!? ‥‥‥どうやら京子の行動は、誰かと勘違いしてのことらしい。 彼女のもとへ送金していたと人物が、このサクラ中学にいるようなのだが、いったい誰だろう?