贈る言葉相沢カヲル(理科担当)投稿者 : 隊長

各クラスの受け持ちではないんですけれど一言だけ言わせてもらいたいと思います。
僕は3年B組と、そして担任である先生にとても感謝しています。
正直、僕は教師という仕事を続けてきたけどその意義を見出せていなかったのだと思います。
僕は昔大学でのいざこざで、仕方なく教師という職についた者なので、いつか戻れる、この仕事ではなく僕のやりたい仕事に・・とずっと思っていました。しかし、先生や、サクラ中宇宙センターのみんな、そしてあんまり話す機会はなかったかもしれないけれど、この一年で様々な問題に苦しんだけれど、その問題の答えを見出していったみなさん。そんなあなたたちを見ていくうち、そして先生の言葉を聞いて教師という仕事も案外、いい仕事なんじゃないかなあって考えさせられました。

元の研究に戻る夢は捨てきれないけれど、もう少しこの職業にとどまってみるのも悪くない。今ではそう思います。
教師というのは、そりゃあ、もちろん学業を教えるのも仕事だけれども、中学生の教師というのは特に思春期特有の悩みを抱えている生徒と手を取り合って、生徒の悩みを解決してあげるのも、大切なことだと、先生を見ていて再認識させられました。
そして、それを行うには生徒と同じ目線で物を見ることが出来て、義務や押し付けなんかで行動するんじゃなく、心からそう思ってこそそれが成り立つんだと。

生徒のために心から力になってやりたいと思えるかどうかは、今後の僕の成長次第でしょうが、生徒と同じ目線で物を見るというのは結構自身がありますよ。この歳になっても夢を捨てきれてない性分なんでね。
だから、今後キミ達のように悩んでる生徒のために、僕も本気で力になってやりたいと思うんです。自分の研究のことなどにしか熱中できなかった僕が、こんなことを考えられるようになったのも、3年B組、そして先生達のおかげです。
本当に感謝しています。
今日でみなさんとはお別れになってしまいますが、もし気が向いたら理科室にやってきてくれると嬉しいなあと思います。