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Kinu Nishimura Character Historia

西村キヌ キャラクターヒストリア

「9時間9人9の扉」と同じく、今回もキャラクターデザインには西村キヌ氏が担当。
前作に続き今作でも、各キャラクターの詳細な設定を秘密にして作画に入るというその独特な工程で
各キャラクターが描かれている。
キャラクターヒストリアでは4体のキャラクターを基に、西村キヌ氏とディレクター打越鋼太郎によるQ&A形式で
その制作過程を紹介していく。

  • シグマ
  • ファイ
  • アリス
  • 四葉

ぶっきらぼうで特徴的なしゃべり方をする知的でクールな少女。入り組んだゲームの仕組みを即座に理解するなど、鋭い一面も見せるが、天然なのか計算なのかわからない独特のボケやオヤジギャグを随所に盛り込んできたりもする。時おり優しい顔をのぞかせながらも、突き放すような冷たい言葉も放ち、まったくつかみ所がない。彼女は味方なのか?それとも敵なのか?自称Cカップだが、実際にはAカップであることからも、彼女が平気で嘘をつくタイプの人間であることがうかがえる(この詐欺師め!)だとすると【時間を飛び越えることができる】という彼女の発言も、やはり嘘なのだろうか…?

Q.本作のもうひとりの主人公ということですが、シグマとファイでは描きやすかったのはどちらのキャラクターでしたか?

キヌ氏:シグマもファイもわりと一発勝負でいいのが描けたのですが、その後そのレベルまで持って行くのが難しいですね。ですので二人とも同じくらいの描きやすさということで。

打越コメント:シグマのほうは一発OKだったのですが、確かファイのほうは何度か別バージョンを描いていただいたかと記憶しております。最初はファイの髪にはメッシュが入ってたんですよ。それはそれでカッコいいデザインだったのですが、ヒロインにしてはちょっとやんちゃ過ぎるかなぁと…。言葉づかいが男性口調なので、逆に見た目的には少女っぽい可憐なところがあってほしかったのです。

Q.ファイの設定で『自称Cカップだが、実際にはAカップ』とありますが、この設定は最初からありましたか? それともキヌさんのスケッチが元になっているのでしょうか?

キヌ氏:ファイの設定の横に「胸ぜんぜんない」と書いておいたらそんな設定になってて、ほほう…!という感じです。ちなみにこのシリーズは伝統的に、断片的な情報をもとにキャラデザインされることになっておりまして、デザイン作業時は知らなかった事実が後から明らかになることが多いのです。前作「9時間9人9の扉」でも実際にゲームをプレイしてみて「そうだったのか〜!!!」の連続ですよ。
この「善人シボウデス」も遊んでみるのが本当に楽しみですね〜。

打越コメント:特に隠しているわけではないのですが、シナリオを書いているあいだにどうしても設定がふくらんでいってしまい、結果的に「そうだったのか〜!」になってしまったりするのです。本作でも全キャラに「そうだったのか〜!」ポイントが秘められているので、ぜひキヌさんにも、もちろんプレイヤーの皆さんにも驚いてもらいたいですね。

Q.スケッチ段階でファイの髪飾りに『ブラックダリア的なもの』とありますが、髪飾りがダリアなのには、何か理由があるのでしょうか? 花言葉とか…?

キヌ氏:実際の有名な殺人事件をモデルにしたジェイムズ・エルロイの小説から取りました。お花飾りはついてても、そういう不吉なエピソードもちらついてミステリアスな感じが出ればな〜と。実際のゲームではどうなってるんでしょうね?

打越コメント:うはっ、今初めて知りました! 確かにブラックダリアと言えばブラックダリア事件。まさかあの事件から取られたものだったとは!ある意味、メッシュよりも怖いですね。

ファイ役 / 小見川千明さんからのメッセージ

収録を終えて...
ファイは落ち着いて、頭が良くて、行動力があって・・・私とは正反対な女の子です!!
収録時に難しい言葉や外国語が沢山あり、苦戦した部分もあったのですが、とても楽しかったです!!!
収録が終わってしまって本当に淋しくて淋しくて・・・また機会があったらファイを演じてみたいです。

ファンの皆さまへメッセージ...
ゲームクリアは大変かもしれないですけれど、楽しんでプレイしていただければな!と思っております。
時々、出てくるファイの可愛いお茶目な部分にも注目していただけたら嬉しいです。
一緒に脱出しましょうね?

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