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Kinu Nishimura Character Historia

西村キヌ キャラクターヒストリア

「9時間9人9の扉」と同じく、今回もキャラクターデザインには西村キヌ氏が担当。
前作に続き今作でも、各キャラクターの詳細な設定を秘密にして作画に入るというその独特な工程で
各キャラクターが描かれている。
キャラクターヒストリアでは4体のキャラクターを基に、西村キヌ氏とディレクター打越鋼太郎によるQ&A形式で
その制作過程を紹介していく。

  • シグマ
  • ファイ
  • アリス
  • 四葉

天才的なIQの持ち主ではなく、類まれなる身体能力が備わっているわけでもなく、神に認められし特殊な遺伝子が細胞の奥深くに宿されているわけでもない、ごく普通の平凡な大学生。そんな彼が突如この施設にさらわれてきたのは、ただの運命のイタズラか? それともなにか隠された意味が…? 端正で精悍な顔つきをしているが、その見た目とは裏腹にしばしばエロリティの高い発言を行ない女性陣のひんしゅくを買う。基本的には明るく素直な熱血漢。情にほだされやすい性格のため、この【裏切り】という名のゲームにはあまり向いているとは言えない。

Q.本作の主人公という事ですが、「主人公」を描くうえで、こだわっている事や気をつけている事はありますか?

キヌ氏:ケースバイケースなんですが、このシリーズの場合、主人公の強烈な個性で売るというわけではないので、飛び抜けて人間離れしたところのないタイプになりました。こういった場合、他の登場人物と並べてみて、相対的に一番価値が高く見えるというのがいいかなと思っています。

打越コメント:「相対的に一番価値が高く見える」…なるほど、確かにそうですね。キャラの集合絵を見てみると、ひとくせもふたくせもありそうな不審者ばかりで、もっとも信頼できそうな人物はシグマですからね。いい感じで主人公キャラとして立っていると思います。

Q.シグマは『ごく普通の平凡な大学生』という設定ですが、衣装がツナギなのはキヌさんのアイデアなのでしょうか?

キヌ氏:そうです。ツナギというのは作業服ですから、より肉体派という感じに、さらに変形リーゼント風のヘアスタイルでちょっと不良っぽく、と全体的に男くさいキャラになりましたね。また1作目「9時間9人9の扉」の主人公・淳平がわりと小柄で少年ぽかったのでそれとはまた違ったタイプがよかろうなのだ!と。気分的にはジョセフと承太郎くらいの違いがあるかな?と

打越コメント:ひとめ見た瞬間にほれました。社内の女性スタッフのみならず、男性スタッフからも高い評価を得ています。「シグマになら、抱かれてもいい! ほられてもいい!」という意見もチラホラと…。2丁目人気も高そうです。

Q.シグマはスケッチの段階ですでにキャラクターが最終の状態に近いですが、早い段階でイメージが固まっていましたか?

キヌ氏:さっと描いてみたら思ったよりいけてたので、下手にいじらずそのままいくことにしました。ほぼ秒殺でしたね。

打越コメント:上にも書きましたが、ひとめ見た瞬間にほれてしまったので、ディレクターとしても秒殺されたことになります。

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