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THE WITCHER3 WILD HUNT

本作の物語は、ゲラルトによるシリの捜索を中心に進行するが、ウィッチャーの本分は、あくまで怪物退治。道中で偶然出くわしたり、人々から依頼を受けたりなど、怪物との遭遇機会はさまざま。
		怪物退治は「ウィッチャー」シリーズの土台ともいえる重要な要素のため、討伐対象となる怪物にも詳細なバックストーリーが用意され、出現する時間帯や弱点などが緻密に作りこまれている。ゲラルトはただやみくもに怪物と戦うのではなく、人々から情報を収集して対象の怪物を絞り込んだり、書物を読んで弱点を研究したりして事前準備を行うことで、怪物との戦いを有利に運ぶことができる。

WEREWOLF 人狼 獣ではなく、人間でもないが、その両種の悪しき側面を持ち合わせた存在、それが人狼。人狼には獲物を倒して生肉を食したいという狼の欲求と、人間の残虐さや狡猾さという性質が、同時に表れる。人狼が生まれる理由は魔女の呪いによることが多く、人狼となった者は、自分の意思で姿を変えることはできない。人間の形態に戻ると、人狼の時に自分が何をしたかの記憶は失われていることが多い。でなければ自責の念から発狂し、自ら命を絶ってしまうだろう。人狼は夜、特に満月の夜に活動が活発化する。人狼の高い攻撃力や敏捷性、そして圧倒的な自然治癒力と互角に戦える力を持った天敵は存在しないため、単独で狩りを行うことが多い。もしそういった敵と遭遇することがあれば、人狼は狼を呼び、力を借りる。人狼を相手に戦う時は、呪われた生物に効くオイルを塗った剣を使うか、銀を巻く爆薬を使ってその驚異的な自然治癒力を一時的に無効化することが肝要だろう。

FIEND フィーンド フィーンドは歩く筋肉の塊で、頭には角が生え、巨大な口が特徴的な凶悪な怪物。うっそうとした森、沼、湿地などを住み処にしている。普段は人間を避けようとするが、避けられないと判断した場合は容赦なく攻撃をしかけてくる。フィーンドにとって人間を踏みつぶすことなど造作もない。巨体から振り下ろされるその拳は、馬に乗っている完全武装した騎士を、馬ごと一撃で絶命させる。またフィーンドは非常に重いため、アードの印によってひるませることは不可能。さらに、どんな傷を受けてもたちまち治してしまう。それだけでも十分に厄介だが、フィーンドの武器はその筋肉と巨体だけではない。額の中央に第3の目を持ち合わせており、これを使って獲物に催眠をかけられる。

GRIFFIN グリフィン グリフィンは、獰猛な猫と巨大な鳥を掛け合わせたような容姿をしている。主に高地に生息し、人が寄りつくことのできない山頂などに巣を作ることが多い。大型の哺乳類を捕食する。縄張り意識が著しく強いため、狩り場を荒らされるのを極端に嫌う。このため、かつて人々が居住圏を広げるためにさまざまな地に入植しようとした際、意図せずグリフィンの縄張りに入ってしまい、被害にあったという。グリフィンは強敵で、対峙するときは決して油断してはならない。屈強かつ獰猛で、空を縦横無尽に飛び回り、降下攻撃を得意とする。獲物を地面にたたきつけた後は、自慢の爪とくちばしで、対象を切り刻む

FOGLET フォグレット 沼地、山道、河岸や湖など、霧が濃いところには、フォグレットが潜んでいる危険性がある。霧が自然に発生していなくとも、フォグレットは自ら霧を呼び出す能力を有している。霧を使えば、旅人を孤立させたり、痕跡を隠したり、においを誤魔化したりすることも容易い。フォグレットは自身の身体を発光させ、霧の中で迷った旅人を巣のあるほうへと誘う。フォグレットと戦う時、ウィッチャーは常に冷静でいることを肝に銘じる必要がある。フォグレットは霧状に姿を変えることができるため、ウィッチャーはわずかな光の屈折や、草の動きに細心の注意を払わなければならない。ただし、衝撃波を繰り出す「アード」の〈印〉を使えば、フォグレットを実体化させることができる。そうすれば、物理的な攻撃でフォグレットを一刀両断にすることも可能。

LESHEN リーシェン 昔から人間は自然に魅了され続けてきた。友好的な生物や敵意を持つ怪物にまつわるさまざまな逸話や伝承は、そういった場所から生み出されてきたのである。しかし人々が森林の奥地に住み着くようになると、彼らは自然に敬意を払わなくなってしまった。木は無尽蔵に伐採され、森は切り開かれる。人類がその活動範囲を広げるにつれ、皮肉にも自然やそこに住んでいた者たちの怒りもまた、拡大していった。闇と太古の自然が支配する森の奥地には、その森の守護者がいるという。人間の作った鋼の武器をもろともしないその守護者はリーシェンと呼ばれ、無尽蔵に広がる人間の居住圏の拡大から木々や動物たちを守るため、自然が作り出した防衛本能であるとも言われている。リーシェンは獣を自在に操り、その力は並みの怪物の比ではない。自然を象徴する存在として、リーシェンは時に地元の人々の崇拝の対象となることもある。辺りに住む動物を癒したり、ネッカーやカラスを召喚して森の奥地に近づく狩人を襲わせたりなど、リーシェンの能力は多彩。本体による攻撃は素早くはないものの、強力である。決してリーシェンの繰り出す根に足をすくわれないように警戒が必要。