その日、彼は線路の上に横たわっていた。

「実はね、この少年、土手の線路の上に横たわっとったんだ。本官は、もうビックリして、おい、なにやってんだ、危ないでねえか、と。 そうしたら、放っておいてください。僕は神様に近づきたいんですって‥。
おい、少年、早まったことはするんじゃねえゾ。もしものことがあったら、お父さんやお母さん、それに学校の友だちもどんなに悲しむことか」
「友だちなんかいないデス」
「友だちはいらない」 「え?」
「友だちって要るものなんデスか?」


街のおまわりさん、大森巡査との会話で主人公 ( プレーヤー ) は、黒部鉄郎の「友だちはいらない」キーワードを入手した。
友だちはいらない